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いまある貯金、何歳で底をつく!?

  • イラスト・高橋ユミ
    イラスト・高橋ユミ

 ひとり暮らしの老後を考える時、念頭におかなければいけないのがお金のこと。ケース別に家計をシミュレーションしてみました。(アドバイス・ファイナンシャルプランナー 畠中雅子、構成・村瀬素子、イラスト・高橋ユミ)

自分のお金は自分で守ろう

 世間では老後破産という言葉も飛び交い、漠然と不安を抱いている人も少なくないでしょう。年金生活に入る65歳以降は、生活費などの支出を、年金収入だけではまかなえないケースが多く、貯金を切り崩していくことになります。寿命より前に貯金が底をつかないように、今から老後の家計をシミュレーションして対策を講じておきましょう。

 女性が老後ひとりで暮らすパターンは大きく分けて三つあります。夫と死別、生涯独身、離婚。ここでは、平均寿命より少し長く90歳まで生きると仮定して、それぞれのモデルケース別に家計収支と貯金残高を試算します。

 なお、現時点での貯蓄額は、夫と死別した主婦A子さんの場合、夫の退職金2000万円を含めて3000万円、正社員で働いている独身B子さんは現在1300万円の貯金があり、60歳で退職金1000万円が入る。離婚したC子さんは夫の退職金と貯金の半分を受け取ったとして1500万円――と仮定します。

 シミュレーションが示す通り、これだけの貯蓄があっても楽観視できません。貯蓄を減らさない基本的な対策は二つ。一つは、働く期間を少しでも延ばして収入を増やす。もう一つは支出を減らすこと。

 ですが、食費などの生活費をあまり抑えると健康を損ねることになりかねません。車を手放したり、排気量の少ない車に買い替えたりするなど、大きな出費を引き締めるほうが効果的。

 また、今後の住まいを検討することもポイントです。たとえば、広い一戸建てを売って小さめのマンションに移り住めば、差額分を老後資金にまわせるケースもあります。

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 一方で、思わぬ大きな出費となりかねないのが、自身の病気や介護にかかる費用。それぞれのケースで、医療費を65歳から毎年20万円計上しました。介護に関していえば、要介護5のレベルになると、介護保険の範囲内のサービスでは足りないケースも多く、超えた分は自費で支払うことになります。

 もう一つ、要注意なのが子どもや孫への経済援助。シミュレーションでは専業主婦A子さんのみ子どもの結婚資金として100万円計上していますが、子や孫への援助がこれだけにとどまらない家庭は少なくありません。子や孫にお金を使うと、それだけ老後資金が早く尽きてしまいます。

 自分のお金は自分で守るのがひとり暮らしの鉄則。いつひとりになっても困らないよう、貯(た)め方、使い方を見直してみてください。

プロフィル

はたなか まさこ 1963年東京都生まれ。ファイナンシャルプランナー。生活実感のあるアドバイスに定評がある。著書に「おひとりさまの老後のお金と暮らしの本」「サヨナラお金の不安」など。

貯蓄はいつまである? 気になるシミュレーションをチェック!

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http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO026391/20161214-OYT8T50075.html#csidx06ad4ff30ac5378b83f6d502cb2e609
Copyright © The Yomiuri Shimbun

(下記サイトより)

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO026391/20161214-OYT8T50075.html

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