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老後破産が怖い「40代おひとりさま」が今からできること

老後破産が怖い「40代おひとりさま」が今からできること

「下流老人」や「老後破産」という言葉が流行し、老後のお金について心配する30代40代の方が増えました。「何をどう準備すればよいのか」と、不安に思う方が多いですが、特に女性の“おひとりさま”の声は切実です。

今回は40代独身女性の老後のお金について考えてみましょう。


老後のお金は3ステップで確認する

老後のお金というと漠然としてしまいがちですが、下記3ステップを通じて備えることができます。

1.老後の収入を把握する
2.老後の生活費を把握する
3.足りない分を補うための対策を知る

1の老後の収入の柱は年金です。国民年金や厚生年金だけでなく、自分がもらえる年金額を確認しましょう。

2の生活費は住まいと食費、光熱費など。例えば、持ち家か賃貸かなど老後の住まいによって生活費は大きく変わります。

1と2が確認できたら、3足りない分を補うための対策を知りましょう。

それでは3ステップについて具体的に解説します。

年金受給額は働き方によって変わる

老後の公的年金は国民年金を土台とし、会社員や公務員には厚生年金があります。ほかにも受け取る見込みがあるお金があれば、この機会にチェックしましょう。

年金の確認には日本年金機構の「ねんきんネット」が便利です。

「ねんきんネット」の活用には、ログインするためのIDやパスワードが必要になるので、まずその手続きからはじめましょう。ログインできるようになると、年金が簡単に試算できます。

下図は、ある40代の独身女性Aさんの年金受給見込みシミュレーションの結果です。

今の制度では、65歳になった次の月より国民年金と厚生年金が受給できます。Aさんは22歳~36歳まで正社員やパートなどで厚生年金に加入、37歳からは自営業で国民年金に加入しています。

結果、国民年金が年間約69万円、厚生年金が約39万円受給できることが「ねんきんネット」で確認できました。

しかし、年金はこれだけではありません。勤めていた会社によって違いますが、「厚生年金基金」を受給できる場合があります。

Aさんの場合は、20代の時に勤めていた会社で厚生年金基金に加入していたため、年間約5万円が加算され、結果、老後に約113万円を受給できることがわかりました。

年金受給額は働き方や給与によって違ってきます。同じ年代でも正社員勤めの独身女性Bさんは年間約172万円を受給できることが確認できました。

<40代おひとりさまの年金受給額の違い>

▼自営業のAさん
年間113万円(月約9万4,000円)
65歳~90歳までトータル2,825万円

▼正社員のBさん
年間172万円(月約14万3,000円)
65歳~90歳までトータル4,300万円

65歳~90歳までの公的年金受給額の違い:1,475万円

このように働き方によっても大きく違ってきます。

「ねんきんネット」は無料使えるとても便利なツールですので、漠然と「私の場合、老後の収入はどうなるの?」と心配する前に、きちんと確認してみましょう。

老後の生活費はいくらかかる?

次におひとりさまの老後の生活費を確認しましょう。総務省「家計調査年報(家計収支編)平成28年(2016年)」 の高齢単身無職世帯の家計収支によると、平均支出は月15万6,404円となります。

気になるその内訳を見てみましょう。

<高齢単身無職世帯の家計支出の平均(月額)>

食料 3万6,200円
住居 1万2,402円
光熱・水道 1万2,643円
家具・家事用品 5,512円
被服及び履物 4,217円
保健医療 7,967円
交通・通信 1万2,480円
教育・教養娯楽 1万7,401円
その他の消費支出 3万5,137円
非消費支出(税・社会保険料) 1万2,445円
合計 15万6,404円

ここで注目したいのは、住居費です。

老後の住まいは、持家(戸建て・マンション)、賃貸、特別養老老人ホームなどの施設に入る等、さまざまありますが、どれを選ぶかによって平均以上にかかる場合があります。

例えば、老後の住まいが月6万円の賃貸の場合は、そのほかが平均的だったとしても約20万円の支出になります。

また今後、消費税が10%にアップする予定ですので、老後の生活費は余裕を持って計算しましょう。

老後のお金はいくら足りない?

老後の収入と支出を比べた場合、多くのおひとりさまは年金だけでは生活できないことが多いです。

先ほど確認した高齢単身無職世帯の家計支出の平均(月額)15万6,404円の場合、自営業のAさんと正社員のBさんはそれぞれの年金でどれくらい足りないのでしょうか? 具体的に計算した結果が下記になります。

<平均支出の場合 足りない金額>

自営業のAさん
年金:月約9万4,000円
足りない金額:月約6.2万円
(65歳~90歳 約1,860万円)

正社員のBさん
年金:月約14万3,000円
足りない金額:月約1.3万円
(65歳~90歳 約390万円)

Aさんは年金受給額が少ないため、足りない分として老後資金を約1,860万円備えないといけません。一方、Bさんの不足分は約390万円の概算になります。

2人の差は約1,500万円。年金受給額によって備えるお金が大きく変わっていくことがわかります。

今回のAさんとBさんはあくまでモデルケースですが、平均を目安にして自分の場合はどうなのかを計算したうえで、余裕をもって老後資金を準備できるようにしましょう。

足りない分を補うための対策

ここまで見てきたように、老後生活に足りない額は、年金受給額や住まいによって違いますが、足りない分を補うための対策は早めに実践した方がラクに資金を確保できます。代表的な対策をご紹介します。

・個人型確定拠出年金に加入する
・民間の保険に加入する
・資産運用する

2017年から加入対象者が増えた「個人型確定拠出年金(iDeCo)」は40代おひとりさまの強い味方です。

未婚女性の場合、仕事での収入がある方が多く、老後資金対策だけでなく節税にもなる制度だからです。

また、今は銀行に預けていても利子がほとんどつきません。少しでも利率のいい金融商品に預けることで老後資金を増やすこともできます。

老後のお金の不安はあるものの、「怖くてなかなか向き合うことができない」というのが40代おひとりさま女性からよく聞かれる声。

とはいえ、不安だけを抱えていてもなにも準備ができません。3ステップを順番に実践すると、不安が具体的な目標になり、老後に備えるために前向きに踏み出すことができます。老後まではまだまだ時間があります。時間を味方につけて、今から備えておきましょう。

(下記サイトより)

https://moneyforward.com/media/life/36748/

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