女性の「おひとりさま」+「酒」はアルコール依存症に要注意!?
近年、飲食店などを一人で訪れるいわゆる「おひとりさま」を満喫する人が多くなっている。他人と一緒に過ごすよりも、一人の方が自由で気楽という意見があるそうだ。中には、一人でお酒を飲むケースもあるだろう。実はお酒の「おひとりさま」には注意が必要だ。
飲み会に行かなくても手軽に一人で飲酒?
現代は、飲み会など人が集まってお酒を飲む機会がなくても、自宅で冷蔵庫の缶ビールを開ければ、手軽にお酒を飲める。仕事やお風呂の後の1杯を楽しみにしている人も多いだろう。中には日々のストレスやうっぷんを解消するために、お酒を飲んでいる人もいるかもしれない。どんな理由にしろ、お酒を飲むようになると、それが毎日の習慣になってしまうこともある。
飲酒の習慣は脳がアルコールを欲するから
アルコールを飲むと脳の快楽中枢が刺激されるので、少しハイな状態になる。この酔った状態を好んで、最初は適量で楽しんでいた飲酒も、次第に脳が体内に一定のアルコール濃度を欲するようになる。心身ともにアルコールを求めるようになった状態が進行したのがアルコール依存症だ(※1)。
習慣的な飲酒には筆者にも経験がある。ある日、料理をしている最中にワインを飲んだことをきっかけに、その後も料理のたびにお酒を少し飲むようになり、習慣化してしまった時期があった。これはマズイと料理中の飲酒はやめたが、そのままの状況が続けば、アルコール依存症に陥ってしまっていたかもしれない。
女性に増加中のアルコール依存症 原因は「おひとりさま」?
アルコール依存症というと、深酒をしている中年男性というイメージがある。しかし、最近のアルコール依存症の患者は女性が増えているという(※1)。
アルコール依存症はストレスを抱えやすい人や孤立しやすい人に現れる傾向があるとされている(※2)。そのため、日頃ストレス解消のために一人で飲酒している人は注意が必要だ。
アルコール依存症自体は、多量飲酒であるほどリスクが高いが、毎日の飲酒が習慣になっている人も気を付ける必要がある。筆者の例のように、一人でお酒を飲む時は時間や場所をわきまえないで飲酒することもあり、アルコール依存症のリスクが高まる。
お酒は本来適量を守れば、心身をリラックスさせるものだ。一人でお酒を飲むときは特に、お酒の適量を守るとともに、お酒を飲む機会についてもTPOを考えて飲むようにしたい。
(下記サイトより)